舘祐司の気ままなブログ

2017年11月

横綱日馬富士関が引退届を相撲協会に提出したと報道されました。
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それを受け東国原氏はツィッターで「横綱審議会が横綱の品格を重視するなら『引退勧告』をすべきであると思っていた。仮に『引退勧告』をしないのであれば、横綱昇進の条件から『品格』を外すべきと考えていた」と発信されています。

横綱の昇進は審判部から推薦された力士を理事長が横綱審議委員会に諮り、内規等に照らし品格、力量を審査し横綱推薦を答申します。
その規定の第1項に「横綱に推薦する力士は品格、力量が抜群であること」と書かれているそうです。

まず最初に「品格」という言葉があります。「力量が抜群」なのは頂点に立つ力士として当たり前のことですが、まずは「品格」ありきというところが横綱の条件の興味深いところです。
我々日本人は「礼節」を重んじたり「強きをくじき弱きを助く」といった武士道のような精神を尊ぶ心が昔からあります。

残念なことですが、現役横綱の暴行事件は初めてではありません。
2010年に朝青龍関が一般人に暴力をふるい、この時は相撲協会が引退を勧告し、引退届が出されました。

また2010年の野球賭博問題では多くの力士が解雇や謹慎処分を受け、その後大きな社会問題になり本場所が中止に追い込まれる事態に発展したこともありました。角界を揺るがす大事件でした。
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今後の横綱審査委員会にはより一層「品格」面が厳しく精査されることが求められると思います。

僕が子供の頃、横綱の大鵬関の立ち合いはいつも堂々と受けて立っていたと記憶しています。
取り組み相手に対し常に礼節がありました。本当に強い横綱で誰もが尊敬に値する力士だったと思います。
最近は、勝負が決まっているのに、土俵際でダメを押す横綱がいます、皆さんはどう思われますか。
ましてや、行事の軍配に不服の態度を見せるなどもってのほかの行為です。品格などどこにもありません。
横綱はただ勝てばいい、強ければいいというわけではないのです。


さらに東国原さんは次のようにも述べておられます。
~「日馬富士関を昇進させた横綱審議会にも当然責任があろう」。「今回の一連の騒動は相撲協会全体のガバナンス力が問われ、当然八角理事長の責任、貴乃花親方の理事としての規約違反、勿論 暴力行為に及んだ日馬富士を含む力士等の意識改革、暴力(かわいがり)体質の蔓延の改善・除去等様々な問題点・課題が浮き彫りになった。開かれた近現代相撲として各関係者は堅忍不抜・不惜身命の精進を求められよう」~

個人の問題だけでなく協会および関係者全体の問題としてとらえるべきであろうというご指摘です。
先日のブログでそれに近いことを僕も書かせてもらいました。

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 (2010年野球賭博問題のとき)

今回の問題も日馬富士の引退で幕引きというわけにはいきません。
刑事事件として今後は司法の手に委ねられます。
そして相撲協会は、このような不祥事を二度と起こさないよう早急に対策を取る必要があります。
まさに土俵際に来ているのではないでしょうか。


高学歴やプロフェッショナルな外国人が「働きたい国」を選ぶランキングで日本は世界の63カ国中51位、しかもアジアの中では11カ国中最下位と散々な結果が出たと報じられた。(毎日新聞ニュースより)
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調べたのはスイス・ローザンヌにある国際経営開発研究所(IMD)というビジネススクール。
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「海外の頭脳を引き付けるビジネス環境があるか」つまり彼らが働きたい国か、という項目で中国(34位)よりもインド(36位)よりも韓国(48位)よりも低くアジア勢の中で最下位となった。
我々日本人としてはちょっとショッキングなニュースである。
ちなみにアジア1位はシンガポール、2位は香港だったそうだ。そこは何となくうなづける結果だ。

そして、今後若手の人口が減っていく中、国内の頭脳不足は一層深刻になると予想され、花形成長分野のAIに限らず何十万人単位で不足するとの予測もあるという。

また、IMDの評価項目の中で63カ国中63位というのがあった。国内の上級管理職の国際経験である。
国際経験が乏しい管理職が国際競争力のある人材の能力を最大限引き出すのは至難の業だろう、と指摘している。

現在の管理職に今から海外経験を積め、と言うのは手遅れ、ならばすでに国内にいる外国人留学生を積極的に起用してキャリアを積んでもらうというのが近道かもしれないとしている。

海外からの優秀な人材の確保が困難ということになれば、おのずと国産で考えるしかなくなる。
しかし頼りの日本人でさえも逆に海外に流出してしまう恐れも十分にある。

いずれにせよ、少子化により能力の高い人材も減少していくはずである。
それは経済のみならず、国家の政治にも関わることで、そう考えると明るい未来が想像しづらくなる。
それは少子化問題も喫緊の課題だということである。
いつも時代も子供は「未来の担い手 人の形した光」だ。(ミスチル「箒星」より)

「過去は変えることができないが、未来は変えることができる」の言葉通り、将来を変えることは決して不可能ではない。

先ほどの結果を踏まえ、今から海外の人からも「選ばれる国」になれるよう教育から考え直すことが必要なのではないかと思う。日本人が特に劣っているとされる英語の語学力をアップさせることから始めてはどうだろうか。語学力を身に付けることで海外に出る意欲が増す、そして世界のビジネスマンにもまれ成長していくという筋書きだ。
ぜひとも日本の若い世代にはもっと世界に羽ばたいて、島国根性など払しょくしてもらいたいと願う。





九州場所が白鵬の40回目の優勝で幕を閉じた。

この場所中に横綱日馬富士の暴力問題が発覚し、大きな社会問題にまで発展した。
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当の本人貴ノ岩、そしてその部屋の貴乃花親方が一切何も語らぬまま時が過ぎ、周囲からの情報だけで揺れに揺れている。何が真実かよくわからないままで、ほとんどまだ闇の中だ。
本場所中ということで、警察も控えめにしていたのかもしれないが今後捜査が進みやがて真相が明らかになることと思う。
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我々から見てよくわかったのは、貴乃花親方と八角理事長との関係がうまくいっていないということだ。

そもそも、相撲協会は閉鎖的だとか、隠ぺい体質とか以前から問題視されてきた。
2007年に暴行事件があった時も、相撲協会は改革に取り組む姿勢を表明されたように記憶している。

だが、今このような事態を目の当たりにされると、何も変わっていないと言われても仕方ない。


相撲界では「かわいがり」と呼ばれる稽古がある、親方や兄弟子たちによる荒稽古で「愛の鞭」だと言われているが、「かわいがり」の名を借りた暴力とも言われ、とてもブラックな一面だ。死亡事件にまでなったことで問題視された。

現在の相撲界はモンゴル人力士の活躍が目覚ましい、日本人が弱くなったのか、日本人のファンとしてはやや寂しいところだと思う。

力士になることを目指す日本人の若者が減少していることから、世界から見込みのある若者を日本の相撲界に引っ張ってくるようにしていった結果が現在のこの状態ではないかと思う。

ではなぜ日本の若者は相撲に目を向けなくなってしまったのだろうか。
前述の「ブラック体質」なども一因として考えられないだろうか。

そういったことの改革を進めないと今後も日本人が減少する可能性があると思う。
例えば幕内の半分以上が外国出身者になったとしたらどうするのだろう。
日本の相撲ファンはそれでも支持してくれるのだろうか。

僕は衰退するイメージしかわかない。
僕より若い世代から相撲の話題はほとんど聞かれない。

「相撲」の人気回復のためには、やはり強い日本人横綱の存在が不可欠だと思う。
これは誰でもわかっていることだろう。

僕は相撲ファンでもなければ、特別思い入れがある訳でもないが、現状の相撲界に魅力が感じられない。

思えば約20年前、あの絶頂期の「若貴時代」を懐かしむ人が多いことは間違いないと思う。
貴ノ浪、安芸乃島、貴闘力に隆三杉と二子山部屋の全盛期だ。
ライバルには曙、武蔵丸と強い関取がいて大いに盛り上がった。
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貴乃花対曙戦は本当に手に汗握って取り組みに見入った。
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こんな観戦する者を熱くする取り組みが今あるのだろうか。


くしくも白鵬関が優勝インタビューで「うみを出して」という発言があった。
そういうものの存在がなければその言葉は出てくることはない。
ファンに迷惑をかけたことのお詫びまではよかった。
ただそのあとの万歳三唱にはがっかりした人が多いのではないか。
この辺りがファンの求める真の横綱像とは少しずれているような気がする。

協会が今後取り組むべきことは少なくない。
現状維持では何も変わらないどころか衰退の一途をたどることになると予想する。
昔と違って今は娯楽スポーツがたくさん存在している、胡坐をかいていては取り残されるだけだ。

相撲界の開けた変革とさらなる発展を願い、あえて苦言を述べさせてもらった。







ここ最近は、電気自動車の話題が多い自動車業界だが、ついに商用トラックの世界にその波が押し寄せた。
米テスラ社が11月24日に電気の大型トラックを発表した、と伝えられた。
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「テスラ セミ」 は販売価格が15万ドル(約1670万円)からということだ。

専門家によるとこの価格は予想を超えて安価だとのこと。

普通乗用車でも1000万弱から1700万円で販売していることを考えれば、間違いないだろう。
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この価格設定は2年後の発売時期には蓄電池の大幅な価格低下を見込んでのことらしい。
市場開拓を優先したリスクの高い戦略に出たとみられている。

その背景には、カリフォルニア州の政策があり、23年までに排ガスを出さない車両の販売比率を2.5%まで高めるという規制が検討されているということだ。

気になる走行距離だが、1回の充電で貨物を乗せて高速道路を300マイル(約480km)走行できると試算されている。
500マイル走行できるタイプは18万ドルからと発表され、2019年に生産開始の予定だそうだ。

競合するディーゼルトラックに比べ、車両価格は高いが、燃料費や維持費などを抑えられメリットがあると十分採算性が見込める設定になっている模様。

また、車体の周囲には多数のカメラやセンサーを配置し、ドライバーの安全性にも配慮がなされている。
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さらに、衝突防止やレーン維持といった運転支援ソフトも標準装備され事故を減らし、保険代も含めて運用コストを下げる計画だという。


米小売業最大手ウォルマートがすでに15台の予約を入れたと伝えられ、出足は好調とのことである。

この動きにトヨタは燃料電池トラックの実証実験を始めたそうだが、発売時期の見込みは立っていないという。また、中国メーカーや独ダイムラー社なども商用EVの投資を拡大しているとのことで、これから商用車の分野にもEV化の波が押し寄せているとしている。(日経新聞より)

それにしても、テスラが作るとトラックもカッコいいデザインだ。
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バッテリーの消耗を防ぐために空力抵抗などを考慮されているそうだが、ちょっと近未来的なイメージがする。
 

先日ニュースですごいロボットの映像がありました。

ニュースで取り上げられていたので、多くの方もご覧になったことと思います。

もうこれはどうのこうの言うより動画を見ていただくのが手っ取り早いのでどうぞ。
 

細かな動きなど人間そっくりです、思わず中に誰か入ってるの?って言いたくなるような感じです。

手で微妙にバランスをとっていたり、宙返りした後、反動で前につんのめって失敗するところなんかご愛敬でしょうか。機械と言うより人間らしい一面も作りこまれています。

災害の時など相当活躍が期待できます。
少々の悪路などなんのそのでしょう。
例えば原発の事故現場のような人が立ち入れないところなど活躍の場がありそうです。
平和利用は大歓迎なのですが・・・

このロボットがAIの脳を持ったら、と考えるとぞっとします。

くれぐれも戦争に使うようなことはやめてもらいたいです。

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