舘祐司の気ままなブログ

2017年10月


小中学校の同級生による同窓会が行われ参加してきました。

今年は、ちょうど還暦になる年で「還暦同窓会」という重たい(?)タイトルがついています。
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場所は千種区にあるメルパルクの会場です。

会が始まる前に希望者全員で集合写真を撮影しました。

今回は40数名が集まりました。

Y君の乾杯の音頭で幕が開けました。
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前回の同窓会からは約3年ぶりとなります。

もうお孫さんがいる方も見え60歳という年齢を感じます。
しかし、見渡す限り「皆若いなあ」という印象が強いです。

今どきの60歳は「お年寄り」という言葉がほとんど当てはまらない気がします。
先日紹介した「三匹のおっさん」ではないですが、まだまだ「老人」のカテゴリーではないように思います。
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地元にいる人または遠く関東や関西地区に居を構えている方、いろいろです。
家族は山口県にいて単身赴任で静岡に住んでいるという人もいました。

面白いことに、子供時分の面影が残っている人もいれば、全然面影がない人もいます。
もう名前を言われても、まったくわからないくらい変わってしまっている人もいます。

なぜなんでしょうね。不思議な気がします。
僕はどちらかというと変わっていない方だと言われます。

面影がない人の名前がわかると「えーっ!」という場面になり、はじめのうちはあちらこちらでそんな声が聞かれます。

そういうこともあり、改めて一人ずつ自己紹介をする時間がありました。
一人が「3年F組の〇〇です。」と言うと、「へえーよく覚えてるな」という声が。

思わず自分は何組だったっけ?と考え、すぐには浮かびませんでした。

僕の順番がきて「舘祐司です」「たぶん3年D組、イトジュンです」
「イトジュン」というのは担任の先生のあだ名で当時そのように呼ばれていました。


僕は中学からの同級生で今でも、ゴルフ仲間の友人がいます。
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現在やや体調を崩していますが、早く良くなってもらいたいと思っています。

1次会はN君が一本締めで締めました。
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次は場所を変えて2次会へとなだれ込みます。
カクテルイベントの様子です。
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おりしもこの日は台風22号が接近しており、あいにくの雨模様です。
天気だけはどうしようもありません。
関東から来ていた1名は新幹線が止まると帰れなくなるのでという理由で、開始から1時間で早々と退席されました。せっかく遠方から参加して天気が良ければ長くいられるのに残念です。

それでもおそらく30数名がまだ残っていました。
そしてその後還暦パワー軍団は3次会に突入します。

いやあみんな元気だ。
12時から開始して最後は午後9時くらいまで飲んでる人もいました。
よくよく聞くとちゃっかり翌日を休みにしている人もいます。準備がいい。

飲んで食べて、それもこれも健康だからできることです。

いつまでも長く健康でありたいものですね。
そしてまた次の同窓会で皆の元気な顔を見たいと思います。
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3,4カ月前のことになるが、手のひらでクルクル回して遊ぶおもちゃが話題になっていた。

「ハンドスピナー」という名前だ。
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最近あまり話題にならないのでその後どうなっているのか不明だが、一時は「禁煙中のストレスにいい」とか「自閉症や発達障害に効果がある」などと話題になった。

1990年代にアメリカのキャサリン・ヘッティンガーさんが重症筋無力症という病気を負っていて、娘と遊べる玩具として考案されたそうである。

こんなものである。
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指ではじいてクルクル回して遊ぶのだそうだ。
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遊び方としてはただそれだけで、なるべく長く回したり、持ち方を変えたりして遊ぶそうである。
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いろんな種類が発売されている
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これだけでは楽しさとか面白さがあまり伝わらないような気がする。

しかし、実際に回してみると不思議なことにそんなことが面白いらしく、じーっとただ回るのを見てしまったりするそうである。

集中力が増すとか手持ち無沙汰が解消されるというように言われている。
爪を噛む癖がなくなったという話も聞かれる。
小さくて持っていても邪魔にならず、低価格で電源も不必要、小さな子供からお年寄りまで誰でも気軽に遊べる、といったところが広まった要因なんだろう。


ある方がこれに関連してネットで興味深いことをかかれていた。
このおもちゃの特長は「手持ち無沙汰」の解消というところにあるとしたうえで、
人間は「何もしていない状態はつらく感じる」のだそうだ。

例えば満員電車で何もせずにいると時間がとても長く感じられる。
それを有効活用したのが「中吊り広告」だという。その視聴率は70%だそうだ。

僕は「何もしていない状態はつらく感じる」ということにすごく反応してしまった。

今まで考えもしなかったことだ。
何もせずにいるという状態は実際なかなか無いように思う。
つまり、それが我慢できないから何かしてしまうのだろうということになる。

確かに「何もしない」という状態を想像すると、苦痛かもしれない。

ということは、人は常に動いたり何か動作をしていたいという本能があるということになる。

その理屈から言えば、「ガムをかむ」「タバコを吸う」「貧乏ゆすり」「爪を噛む」「髪の毛を触る」などなどの行動は深層心理が共通しているかもしれない。

コアラやナマケモノが木の上でじーっと何もせずに長時間いたりするが、人間はそういう行動は耐えられないということになる。



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清田清一(きよたきよかず)は地元ゼネコンを定年になり、アミューズメントパークに嘱託として勤務することになった。
剣道師範で父親から引き継いだ自宅敷地内道場で剣道を教えていたが、最後の生徒がやめてしまったため休業することとなった。仲間からは「キヨさん」の愛称で呼ばれている。

立花重雄(たちばなしげお)はキヨさんの同級生だ。
居酒屋「酔いどれ鯨」を経営していたが、息子に譲り店の仕込みなどの手伝いをしている。
柔道家で体が大きく、いつも黒ジャージを着ている。通称「シゲさん」だ。

そして、もう一人有村則夫(ありむらのりお)武闘派の二人とは違い体は小柄だが、機械ものにめっぽう強く頭脳明晰である。
妻を出産時に亡くし、一人娘の早苗と二人で暮らしている。通称「ノリさん」。
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この三人はこどもの頃地元で「三匹の悪ガキ」と呼ばれていた。

ある日、シゲさんから提案があると呼ばれたキヨさん。
それは町内の治安のため三人で自警団をしようという話だった。

実は暇を持て余していたので、一石二鳥を狙ってのことだから、動機はやや不純である。

キヨさんの孫の祐希は茶髪で口の利き方も知らない今どき高校生だ。
最初はジジイとかジーサンとかうるさがっていたが、3人の活躍ぶりを見て徐々に見直すようになる。
偶然キヨさんが働くことになったアミューズメントパークがバイト先が同じだったことから何かと事件に絡むようになる。
ある時、痴漢からノリさんの娘早苗を助けたことから、急速に距離が縮まり秘かに恋心を抱くようになる。


この三人、還暦という設定はまさに自分にどんぴしゃり、そしてとっても元気なジジイ三人組なのだ。
悪い奴らをぶっ飛ばすところなどは痛快そのものである。
痛快活劇コメディといったところだろうか。

町内の悪党たちに立ち向かう「三匹のおっさん」、とても力強くたくましい。

ある時は痴漢を撃退し、ある時は詐欺師を暴き、ある時は中学校で飼育している動物を虐待する輩を懲らしめる。また、ゲーセンで売上金を強奪する不届き者をぎゃふんと言わせる。
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楽しすぎて次々ページをめくってしまっていた。
やはり還暦…同年代ということで共感できる部分が多々あるからだろう。

2008年に刊行されているので、約10年前に還暦だった人が描かれているのだろうと推測する。
とすると僕よりも10歳年上の方ということになるのかな??。

孫の祐希から指摘されて、ファッションに気を遣うようになるところなどもリアルで楽しく読むことができた。
この年代の男はおよそ服装に気を遣うことなど、とうの昔に忘れてしまっている人が多いからだ。

還暦セット(赤いちゃんちゃんこなど)などいらないと拒否するキヨさんに無理やり押し付けようとする息子夫婦とのやり取りも面白い。
息子の嫁のたくらみを見通してズバッと言い放つキヨさんの妻芳江の切れの良さも気持ちよかった。
竹を割ったような性格というか、物事のよし悪しをはっきり言うタイプだ。
芳江さんの性格すごく好き、シゲさんやノリさんたちからも一目を置かれ秘かに恐れられているのだ。

続編の「ふたたび」という本も発売されているそうなので、また読みたい本が増えた。

還暦世代に元気をもらえる作品だ。
身近な話題ばかりで難しいことを考えることなく、さらっと読めるところがとてもいい。

こんな元気な還暦ジジイを目指そう、と思った。

P.S 挿絵のイラストがとっても可愛いのだ。キヨさんの目はどこにある?。
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辞書編集に長い間携わり、先日「さらに悩ましい日本語」を出版された神永暁(かみながさとる)さんの記事が面白かったので、一部紹介したいと思います。
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まず例の森友学園問題で一気にメジャーになった言葉「忖度」、今年の流行語大賞の有力な候補ではないかとまで言われるようになっているそうです。

忖度は本来、「他人の心を推し量る」意味だけで、その上で「何かを配慮する」意味はないそうです。
籠池前理事長が国会の証人喚問の際に使ったことで一躍脚光を浴びることになりましたが実はそれ以前にも「政権に配慮する」意味で使われていたそうです。
籠池前理事長の場合は「斟酌」(しんしゃく)の方がふさわしいのではと書かれています。
ただこの言葉も元々は「酒を酌み交わす」という意味から「寛大な取り計らい」に拡大した歴史があるとのことです。
このように言葉は変化していきます。

国会会議録を研究すると興味深い使用例が見つかったそうです。
例えば「しっかり」です。「仕事や勉強などを熱心・着実に行うさま」を表す言葉ですが、最近の政治家がよく使っていることが分かったそうです。
小泉純一郎内閣時代からそれまでの3倍近くに増えたそうです。

次に「忸怩」(じくじ)です。本来は「自分の行いについて恥ずかしく思うさま」を言います。
ところが実際には「残念、もどかしい、腹立たしい」といった意味に使われていることがほとんどだそうです。
他人にいら立っているばかりで、自分は全然恥じていない、ということです。

読み間違いから言葉が変化することがあるそうです。
その原因として「音位転倒」ということがあります。
「音位転倒」とは例えば幼児が「とうもろこし」のことを「とうもころし」と言ったり「エレベーター」のことを「エべレーター」と言ったりすることです。
それで思い出すのが妻の母親が「シーチキン」を「チーシキン」、「タッパー」を「パッター」と言ってました。(笑)

この例として「だらしない」は「しだらない」の間違いから生まれ「しだらない」の「しだら」は「しどろもどろ」の「しどろ」と関係があり「秩序が乱れている」という意味だそうです。

「あたらしい」は「あらたし」の間違い。「さざんか」(山茶花)は「さんざか」を読み間違えたことから生まれた言葉です。山茶花は普通に読めば「さんさか」ですよね。

このように日本語は時代とともに変化していく言葉なのです。


言葉の変化と聞いて真っ先に思いつくのは「やばい」ですね。

ヤバいよ(出川さんのは本来の意味です)

悪いことが起こりそうな、具合の悪い時に使われる言葉だったんですが、最近では「美味しい、素晴らしい、かっこいい」といった意味で使われています。
肯定・否定問わず使える便利な言葉で若者を中心によく使われています。

どちらかと言えば悪いイメージの言葉が真逆のいい意味に変化してしまった言葉の代表格です。
若い人たちからすればおそらく悪いイメージなどまったくないと思います。

また気になる言葉としては、コンビニなどで1000円札を出すと「1000円からお預かりします」などと言われることが多いです。一体いつ頃からそういう言い方に変わったのでしょうか。
僕の認識では「1000円お預かりします」で問題ないと思います。

ほかの国はどうなんでしょう。聞いてみたいものですね。




セ・パ共CSシリーズが終了し、日本シリーズの対戦チームが決定した。

パリーグは1位のソフトバンクが順当に勝ち進んだが、セリーグはなんと3位からDeNAが見事に阪神、広島を撃破してその権利を取ったのだ。
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今年のCSシリーズは非常に面白かった。
こんな下克上があるとは予想だにしていなかったので、野球ファンもさぞ盛り上がったことだろう。
日本シリーズもこれに負けないくらい盛り上がると良いのだが。
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ネットでちょっと面白いデータが出ていたので紹介したい。

CSはパは2004年からセは2007年からスタートしている。

そのCSでの各チームの通算成績がこれだ。(2016年まで)
(1)ファーストステージ (2)ファイナルステージ

<パ・リーグ>

日本ハム   22勝16敗0分 (1)5勝5敗 (2)17勝11敗
楽天      6勝4敗0分 (1)2勝0敗 (2)4勝4敗
ロッテ     18勝16敗0分 (1)8勝5敗 (2)10勝11敗
ソフトバンク  24勝27敗0分 (1)7勝6敗 (2)17勝21敗
西武      13勝18敗0分 (1)7勝11敗 (2)6勝7敗
オリックス   1勝4敗0分 (1)1勝4敗 (2)なし


<セ・リーグ>

中日   22勝14敗1分 (1)8勝3敗 (2)14勝11敗1分
広島   5勝5敗1分 (1)2勝1敗1分 (2)3勝4敗
ヤクルト 9勝9敗0分 (1)4勝5敗 (2)5勝4敗
巨人   19勝23敗1分 (1)6勝5敗 (2)13勝18敗1分
阪神   7勝10敗1分 (1)3勝10敗1分 (2)4勝0敗
DeNA  3勝4敗0分 (1)2勝1敗 (2)1勝3敗


まず驚くのがソフトバンクの成績だ、勝利数は多いが5割を割っている。

西武に至っては5つの負け越しでかなり苦戦している。

日本ハムだけが圧倒的な勝率を残している。


そしてセ・リーグだが、こちらも広島は5勝5敗の五分で、ファイナルステージでは負け越している。

阪神はファーストステージで7つも負け越している、阪神にとってはファーストステージが鬼門と言える。

また、あの巨人でさえも負け越している。

勝ち越しているのは中日だけと意外な結果だった。


今回DeNAが3番手から勝ち上がったことはすごいのだが、その要素が十分あるということではないか。

やはり勝負は下駄をはくまでわからないということなのか。


阪神は普通なら中止になってもおかしくないどろんこグランドで続行し不運にも負けてしまった。

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広島は1勝2敗の後2日間雨でゲームが流れた、ここで気分を変えていきたいところだったが、うまく投打がかみ合わなかった。4番の鈴木を怪我で欠いていたこともあるが、シーズン通してDeNAに負け越しているということがプレッシャーとして重くのしかかったのかもしれない。


パリーグファイナルステージでは楽天もソフトバンクに2連勝してあわやという場面があった。


今回のような下克上が起こると、必ずCSは理不尽ではないかという声が上がる。

確かに春から130数試合戦ってトップになったチームがリーグの代表になれないということはそのチーム関係者やファンにとってショックなことだと思う。


2007年中日が2位から1位の巨人を下して日本シリーズに進んだ年があった。

2010年には史上最大の下克上が起こった。ロッテがシーズン3位から日本シリーズへコマを進め、結局中日を下し日本一に輝いている。

その頃ルールが問題視され、結局シーズン1位チームに1勝のアドバンテージを与えるという変更がなされた。

しかし今年のDeNAはそのアドバンテージをもはねのけ1敗したあと4連勝し、勝ち抜けてしまった。


そもそもCSシリーズは「消化試合」をなくすことが目的だと思う。

昔は優勝が決まるとあとの試合は消化試合と言ってただこなすだけになる、観客もまばらな中行われていたと思う。最後の最後までもつれればいいが、早い時期に決まってしまうともう実質終わったような状態だ。


そうなると球団運営は大打撃だ。

球場にお客さんが来ないばかりかテレビ放送も当然スポンサーがつくわけがない。


そこへ行くと、この時期まで球場に多くのファンが集まってくれるということは経済効果としても大きいことだ。

先日など、試合をしてない横浜スタジアムが解放され熱心なファンが詰めかけて応援していた。


結論を言うと僕はCS大賛成である。

CSのルールには不公平はなく、長い期間ファンが楽しめることができるからだ。

結果として下位チームが勝ち上がったとしても、それはそういうルールだから仕方がない。


では3位までに入ればいいんだね。といわれるかもしれないが、CSは当然ながら上位チームが有利になっている。

過去3位から勝ち上がったチームがほとんどない、ということからしても明らかだ。


こんな10月の終盤になっても熱く盛り上がれることは、野球ファンのみならず球団やプロ野球機構にとっても喜ばしいことだろう。


プロスポーツはファンあってのものだと思う。

球場に足を運んでくれるファンは本当にありがたい存在である。

皆が楽しめるようなプロ野球であってほしいと思う。


ここまで書いてこんなことを言うのもなんだが、実はわたくし今プロ野球にはそれほど興味を持っていない。


面白いことに我が家では妻と娘の方がプロ野球には熱心だ。

我が家の野球ファンが「こんな大事な試合のテレビ放送がないなんてどうなってるの?」と不満を漏らしていた。

雨で日程がずれて難しいのかもしれないが、そのあたり何とかやりくりしてもらえると野球ファンは必ず見ただろうと思う。


野球界は間髪入れず、ドラフト会議があり、日本シリーズへと続く。

さて今年の日本シリーズはどんなドラマが待っていることやら。

7戦までもつれれば最高なのだが・・・



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