舘祐司の気ままなブログ

2017年04月

久しぶりに伊坂幸太郎さんの本を読みました。
伊坂幸太郎さんは好きな作家の一人です。 
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「死神 」と聞いてイメージするのは、顔がドクロでフードのついた衣装を着て大きな釜のようなものを持っている。という感じではないでしょうか、知らない間にそんなイメージが定着していますよね。
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そうこんな感じです。なぜかはわかりませんが皆さんそのはずです。
試しに「死神」というワードで画像検索して見てください。わかります。
ちなみに上の画像もそのパターンで拾ったものです。


しかし伊坂幸太郎氏が書くと全くそれとは違う姿なのです。


ではどんな姿かというと、見た目では「死神」とは判断がつかないほど人間と変わらないのです。

正確にいうと人間の姿を借りていると言った方がいいかもしれません。

強いて言えば会話をすると、少しおかしなことを言う時があるので「変な人」というレッテルを貼られたりします。このあたりもユニークな発想で伊坂さんらしさが出ていて僕は好きです。
本当に会話の妙といいますか、他の本の時にも何度か書いていますが、会話の面白さは天下一品だと思います。



その人間になりすました「死神」が、死を迎えている人の身近に現れます。

8日間密着して観察し本部に「可」なのか「見送り」なのかを伝える役目なのです。
もちろん「死」が「可」かどうかということですが、ほとんどの場合「可」の報告が行き「死亡」が確定する、というわけです。

つまり調査員という立場なんですね。そして自殺や病死は死神の管轄外ということです。

人間の言葉を完全に理解していないため時々おかしなことを尋ねたりします。面白いです。

また、死神は音楽が大好きなんですね。彼らは音楽のことをあえて「ミュージック」と呼んでいますが。CDショップの試聴コーナーで「ミュージック」を聴くのがいちばんの楽しみです。

この場所には仲間が多く集まるそうなので、もし長い時間試聴する人を見かけたらそれは人の姿を借りた死神かもしれません。

いちばん好きなものは「ミュージック」 ですが、いちばん嫌いなものは「渋滞」なんだそうです。
理由はよくわかりませんが、「あんなもの必要ない、世の中からなくなればいいのに」という下りが出てきますが、確かにその通りだと笑えました。

六編の短編集からなっていますが、どれも面白く、伊坂幸太郎ワールドを堪能できました。
やはり僕にはツボですね。
 

前回「黒い炎」からの「黒い」つながりというわけではありませんが、この名曲シリーズでソウルミュージックを紹介していなかったことに気が付きまして、今回は「黒い戦争」(英題War)を取り上げました。

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ヴォーカルはエドウィン・スターです。
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一見すると エディー・マーフィー? って思っちゃうくらい似てますよね。
エドウィン・スターさんは2003年に61歳という若さで他界されています。

この曲を初めて聞いた印象はストレートに「カッコいい」と思いました。

でも歌詞の中身は反戦ソングなんだそうです。

1969年当時ベトナム戦争が泥沼化していた時だったのでしょう。

こんな歌詞だそうです。

♬戦争、ハー イェー
戦争の一体何がいいんだい?
一つも何も良くないよ
アハー
戦争、ハー イェー
戦争の一体何がいいんだい?
一つも何も良くないよ
みんな、もう一度言うからね

戦争、何がいいんだい?
一つも何も良くないよ
さあ、聞いておくれ ♬


曲中このフレーズが何度も繰り返されます。

1986年、イランイラク戦争の時、あのブルース・スプリングスティーンさんも歌っていらっしゃるとか。
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ソウルと言えばご存知モータウンレーベルから発売されていました。
ソウル=モータウンというイメージが強いですからね。

日本人はそんな反戦歌とは知らず、当時のディスコでガンガン流れて踊っていました。

さあ、いよいよドゥービー・ブラザーズの名古屋公演の日がやってきた。
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場所は金山の日本特殊陶業市民会館、この会場に入るのも何年ぶりのことだろう、いや何十年ぶりか。
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前回ブログに書いたように僕にとっては35年越しの念願がようやくかなうのだ。


おおー、なんかわくわくするぞ。
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続々と昔の若者たちが集まってくる。


グッズ販売は長蛇の列だ。
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開演前のステージ。
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最前列でステージをパチリ。
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ミキサー卓。
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このライヴはスマホの撮影OKとのことで、ところどころ撮影した。

さあ最初の曲が始まる、曲はJesus Is Just Alrightだ。
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会場はいきなりスタンディングとなる。

Rockin' Down The Highwayと続き会場のボルテージが上がる。
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その後少しスローナンバーもはさみ後半へとつないでいく。
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おや?と思ったのがTakin' It To The Streetsが演奏されたことだ。
この曲は確かマイケル・マグドナルド加入後のアルバムに収録されているからだ。
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そして、終盤Long Train Runnin'で一気に総立ちとなる。
間髪入れずにChina Groveへとつなぎ最高に盛り上がった。
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一旦ステージから下がり、アンコール。

Without Youから最後は…やはりこの曲…Listen To The Musicだ。

サビの部分を会場全体で大合唱、あーやっぱこの曲はいい。
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取り立てた演出もなく、昔ながらのライヴ風景なのがよかった。
パフォーマンスに集中できるし、ドゥービーにはそんなものは必要ない。
アンコールも含めて約100分間、終わってみればあっという間だが、トム・ジョンストンは現在68歳、そして我々観客はおそらく50歳以上がほとんどを占めているだろう。このくらいがちょうど「いいよー」
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しかし、年齢の割によく体が動いていた、歌も上手いし、演奏もほぼ完璧、しっかり声が出てるのがすごい。
昨日、日本武道館でライヴをやっての今日だから、すごい体力だ。これがプロなのか。

ドゥービーのハーモニーも素晴らしかった。

生きてる間にドゥービー・ブラザーズのライヴを観れて良かった。

こう行っては失礼かもしれないが、次のライヴがある保証はどこにもないのだ。

さあ、6月はミスチルのライヴに行くぞー!(東京ドーム)

4月もそろそろ終盤です。今月のカバ丸くんたちです。

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のどかにお花見、楽しそうです。


ですが、実際のところ今年の花見は天候に恵まれず、こんな風景は少なかったのではないでしょうか。

例年に比べ気温が低くなかなか開花せず、ようやく咲いたと思ったら、雨の連打でお花見のタイミングが非常に難しかったですね。

ただその代わりいつもなら散ってしまっている4月中旬まで桜の花が残っており長い期間楽しむことができました。

さて、もうすぐゴールデンウィークに入ります。

ツツジがそろそろ咲き始めました。

フジも見ごろになります。

花を楽しむにはいい季節になってきました。

先日ドゥービー・ブラザーズについてブログに書きました。

その前期の中心的存在はトム・ジョンストンであったことを紹介しましたが、そのトムが日本のCMに登場しました。
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大和証券のCMです。曲はおなじみドゥービー・ブラザーズの「Listen To The Music」

動画を見たい方はこちらから↓
https://www.youtube.com/watch?v=pHmPO3y3C2Q


たぶんこの4月から始まったのではないかと思いますが、初めて見た時「えっ?」と一瞬目を疑いました。
「あ、トム・ジョンストンが出てる」・・やってくれますね大和証券。

画面から見る姿はバリバリ健在という感じを受けます。

このタイミングで放送するとは、まさか日本公演に合わせたの?と勘繰りたくなりますね。


また別バージョンではトムの娘のララ・ジョンストンも出演しています。その動画はこちら↓
http://www.daiwatv.jp/contents/group/cm/play/20790-001/
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このCMは「PLAYING FOR CHANGE」という活動が元になっています。

「PLAYING FOR CHANGEとは?」

音楽を通して世界に活気やつながり、平和をもたらすことを目的とした音楽プロジェクトということです。
一流のミュージシャンたちが一つの曲をリレーで歌い繋いでいくというパターンで構成されています。
素晴らしい企画ですね。

大和証券のHPです。
http://www.daiwatv.jp/contents/group/cm/play/20790-001/

27日に向けて気持ちがだんだん盛り上がってきました。

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