梅雨だったのかよくわからないまま梅雨が明け、蝉が一斉に鳴き始めました。

「よし俺たちの季節が来たぞ」と言わんばかりの勢いです。

僕らが子供の頃、夏休みになれば蝉取りも遊びの一つでした。
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取り逃がすと決まって蝉におしっこを掛けられます。
男の子なら皆経験していると思います。
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なぜ、おしっこをかけて逃げるのでしょうか?
蝉は樹液を吸いその中の養分だけを体内に取り込んで生きています。
従ってほとんどの水分は対外に排出されるそうで、飛び立つとき以外でも出しているようです。

飛び立つときに排出するのは、自重を軽くすることが大きな目的だそうです。
飛び立ったものの動きが鈍ければ天敵の鳥にすぐに捕らわれてしまいますからね。


さて、今日の本題に入ります。

大体蝉は昼の間うるさいほど鳴いていても夜になると静かになります。
それはなぜでしょうか?

セミが鳴くためには一定以上の気温と光が必要なようです。
従って気温が下がり、暗くなった夜には鳴くための条件が揃わないということです。

夜でもたまに街路灯の近くに集まって鳴いていることがありますね。
これは光と気温の条件が揃っているのでしょう。


しかし、15年ほど前から夜鳴く蝉が話題になっているようです。
関東の都市部で夜になっても鳴いている蝉が確認されているそうです。
関西であまり聞かれないのはクマゼミが多く生息しクマゼミは夜鳴かないようです。

「夜は鳴かないのでは?」と不思議に思いますが、その理由は夜の気温が下がらず熱帯夜が増加していることが一因だそうです。大体25度を超えると鳴くようです。
そしてもう一つ、都会はネオンや街灯照明で明るい場所が多いということです。

「暑くて明るい」となれば鳴く条件が整うわけです。

興味深い事実がありました。
タイ・バンコクのセミは昼は鳴かないそうです。
タイ人の方に「日本では昼に鳴く」と伝えると「それはセミではない」と返されるそうです。(笑)

バンコクでは蝉が夜鳴くのは常識のようです。

私達からすると不思議な感じですね。

結論から言うと、こういうことです。
蝉と言うのは熱帯地方の昆虫です。
だとすれば、タイにいるセミが本来の姿なのではないか?

学者の方によると蝉はカメムシ科の子孫だそうで、カメムシは今でも夜行性なのです。
とすると蝉も元々夜行性だったと考えられます。
夜行性ゆえに鳴くことでメスを呼び寄せるという行動様式もしっくりきます。
(鳴くのはオスだけです)
夜なら天敵の鳥からも身を守ることが容易です。

以上のことから、日本にいる蝉は熱帯地方から飛んできて、寒冷地適応する過程で昼型に移行したのではないかと考えられているようです。(科学ブログから引用させてもらいました)

今後都市部のヒートアイランド化が進むと日本でも夜に鳴くセミが増加する可能性があります。
とすれば蝉取りは夜の遊びになってしまいますね。(笑)

蝉の鳴き声は暑さを連想させます。
暑い夜がまたさらに寝苦しくなるかもしれませんね。それは困ったものです。

こんなところにも地球温暖化の影響が出てくるんでしょうか。

最後に7月のカバ丸くんです。
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