昨日2月29日は岸会長の最後の出社日でした。
僕はこの会社に入社して今年で29年目になりますので、29年間の付き合いということになります。

いろんな場面で時には意見を戦わせ、時には叱咤激励していただき、共に戦ってきたと思っています。まあ意見を戦わせたと言っても僕が勝つことはありませんけどね。
たいがい、言い含められて「わかりました」ということに落ち着きます。(笑)

一言では言い表すことができないほど多くの局面があり、その都度ビジネスに対する考え方をいろいろと教わりました。
我々は営業が主体でしたので契約に関する場面などは、すごく勉強になっています。
こういうことはその場で体験する以外は教えられないことですから。

僕にはない発想力を持ってみえるので、新しい商品のアイデアが出た時には驚かされることがよくありました。まあ感心したり(今だから言えますが)呆れることもありました。(笑)

でもある程度ご自分でも多少認識して見えたのではないかな、と思います。
しかし、面白いと思えることを人より先にやるんだという強い気持ちがそうさせていたんじゃないかと思います。
また、そんな業界のフィールドがあったことも良かったのだと思います。

よく言われたことですが、「お付き合いしている客先の経営者の方々は常識人ではないんだ」いい意味での非常識な人たちが新しいビジネスを生み出したり世界をリードしていくのだ、と。だから常識的に考えてはいてはいけないのだ、と。結構深い言葉です。

そして間違いなく言えるのは、この業界の発展を誰よりも真剣に考えていらっしゃったということです。

新しいことを提案してどんどん盛り上げていこう!という信条が根底にあるため、とにかく他にないこと、誰もやっていないことには非常に貪欲でした。

それとちょっと?マークがつくような提案でも批判にめげず進める勇気や推進力は本当に強いなあと思います。

まず自分の出したアイデアを惚れ込むことでその推進力にしていたと思います。
ですから、何を言っても聞き入れてもらえない、という時もよくありました。


とまあ、いろんなことがありましたが、あれもこれも今となってはいい思い出です。

少し寂しさはありますが、遠くに行ってしまうわけではありませんし、いつでも電話で話すこともできますから心配はしていません。
ブログも続けられるでしょうから安否確認もできますしね。(笑)

これからは僕らががんばっていかなくてはいけません 。
なるべく心配をかけないようにしていくつもりです。 

今後とも相談には乗っていただきます。
改めましてどうぞよろしくお願いいたします。

最後の発言の場面です。