東京神田の居酒屋「くろきん神田本店」で「飲みニケーションロボット席」を予約開始したという。

この「特別席」はスマートフォンと連携した卓上コミュニケーションロボット「Sota」が設置された席だ。
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お客さんは専用のスマートフォンアプリでテキストを入力し、ロボットに好きな言葉をしゃべらせることができる。

また、名前を入力すれば顔認識機能により名前を呼んでくれる機能も備わっている。

予約は電話で「ロボット席希望」と伝えればオーケー。

この「ロボット席」だがなかなか人気のようで、集客も10%ほど増加したとのことだ。

この取り組みはロボットアプリ開発を行っている企業と居酒屋を運営する企業とが、飲食店におけるロボット活用の実証実験として共同で実施したものだそうだ。
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居酒屋という場所でのロボット活用は従来あまりなかったように思う。これでまたロボットの活躍の場が広がったとも言える。

「今後ロボットにとってかわられる職業は」、という話が昨今よく話題になっている。

確かに車の自動運転の実現がどんどん近づいているし、アマゾンはドローンで配達することに取り組んでいる。
弁護士などの法律家なども部分的にAI(人工知能)にとってかわられると予想されている。


今後AIがさらに進化すれば、お酒を飲みに行って、「いらっしゃい」と隣に来るのが「ヒト」ではなく「ロボット」になる日が来るかもしれない。いいのか悪いのかなんだか複雑な気持ちになる。

でもロボットだと完璧に受け答えするだろうから、お客さんを楽しませてくれるのかもしれない。
間違っても怒らせるようなことはないだろうな。・・・などと考えてしまう。
いわゆる空気が読めるようになってくるとかなり人に近づくと思われる。

先ほどの居酒屋での実験だが、「もう飲まないの」などと酒を勧められ危うく終電に間に合わなくなるようなことが起こるかもしれないと報道されていた。

世の中の寂しがり屋さんには朗報かも知れない。