風邪など病気にかかった時、「ちょっと医者に診てもらうか」あるいは、「なんか調子が悪いけど原因がよくわからないので医師に診断してもらおうか」という具合に、我々は割と気軽に病院や町の医院に行きますね。

私たちにとっては当たり前の話なんですが、これが海の向こうのアメリカとなると全然事情が変わってきます。

まず、国民健康保険にあたるものはなく、自分の意思で民間の保険に加入します。
自由意志ですから加入する人がいればしない人もいます。

しかも、その保険の内容があまりよくないという話があります。

また加入していないと高額の医療費がかかる為、気軽に医師のところへ行くことができない状況があります。

お金に余裕がある人は医師の診断を受けることが容易で、貧しい者は診療を受けられないという図式になります。貧富の差が医療にも表れています。

アメリカの自己破産宣告する人の6割が医療費が払えないという原因によるものらしいです。 
深刻なのはそのうち8割の人は保険に加入しているのにも関わらずということです。 

高額な医療費と質の悪い保険とで身体的のみならず、経済的にも病気や怪我に苦しめられるアメリカ人は多いということです。

 そうした状況を憂いてオバマ前大統領は、医療保険制度改革(通称オバマケア)に取り組んできました。
日本のような公的な保険制度とは違いますが、いい内容の保険をリーズナブルに国民に提供し1人でも多くの国民を保険に加入させる施策です。

ようやく2014年1月からスタートしました。

しかし、新しい大統領はあっさりとその制度の撤廃を公言しています。

社会保障費の増大が財政支出に負担を強いるというのがその理由らしいです。
どうもトランプさんはお金持ち寄りの感覚が強く貧しい人たちの方を向いているようには見えません。
雇用を創出することもいいですが、健康でなければ働くこともできませんよね。


そう考えると日本の国民皆保険制度は素晴らしい制度だと思えてきます。
もちろんその為に毎月皆が保険料を支払っています。

でも、病気になった時、医者にも行けないなんて考えるとゾッとしませんか。

中には、生まれながらして病気に苦しむ人もいるでしょう、慢性的な病気にかかる人もいるでしょう。
みんな、なりたくてなっているわけではありません。
 

病気にかかるとついそんなことを考えてしまいます。