「ジェネラル・ルージュの凱旋」を読みました。
img_0

ここ最近の読了した本を振り返ります。

一つ前が、「ナイチンゲールの沈黙」その前が「チーム・バチスタの栄光」「螺鈿迷宮」「マドンナ・ヴェルデ」「ジーン・ワルツ」となっています。

前にもお伝えしましたように「海堂」中毒がどんどん進行しています。(笑)

およそこの3カ月間、海堂尊先生の小説のみという非常に偏った読書になっています。
過去を振り返ってもこれだけ一人の作家さんに固まった例は記憶にありません。

というのも、中毒にかかったこともありますが、我が家に本があったこともあります。
(娘が以前に購入していました)

前置きはこれくらいにします。
さて、「ジェネラル・ルージュの凱旋」ですが、今回は「救急医療」をテーマにされています。

現実的に病院側とすれば採算性の悪い分野で経営上からは、予算を取りにくいとされています。
しかし現場で働く医師たちは必死になって運び込まれる患者さんたちの命を救う医療行為を行っています。
どちらかと言えば採算など考えている暇はないというスタンスです。
ですから事務方とは相いれない部分となっています。

そんな中、「ジェネラル・ルージュ」(血まみれ将軍)の異名を持ち、救急センターのトップである速水医師の納入業者との癒着、不正の告発文書が田口公平医師のもとに届きます。

いつものように関わりたくはないのですが、不定愁訴外来、通称愚痴外来の田口公平医師が中心人物となってしまいます。

そして、途中からはこれまた関わりたくない「白鳥圭輔」も入ってきます。

ストーリーについてはこれくらいにしておきますが、今回僕が1番書きたかったことは、前回の「ナイチンゲールの沈黙」と2つの物語が同時進行で描かれていることです。

これには驚きました。前の「マドンナ・ヴェルデ」「ジーン・ワルツ」と同じパターンです。



同じ時間軸でまったく違う2つの物語が進んでいくって言葉で書くのは簡単ですが、すごいことだと思います。

当然ですが、同じシーン同じセリフが時々現れます。
もちろん単独で読んでもそれだけで十分に楽しめますがぜひ「ナイチンゲールの沈黙」を一読してこの「ジェネラル・ルージュの凱旋」を読むことをお勧めします。

それともう一つ白鳥の部下の「姫宮」が登場します。
微妙にストーリーに絡んでいい味出しています。

姫宮が動くと悲鳴と怒声が巻き起こります。(いろいろやらかすので)
ちょっとドジで間抜けなところがありますが、百科事典並みの知識を持ち合わせています。
そして頭も切れます。

巨体で桃色眼鏡をかけている女性という設定ですが、映画化されたらどなたが演じられるのかちょっと想像がつきません。(テレビドラマ化され放送されているようですが見ていませんので)

僕はそんな姫宮さんを応援したくなります。

他には、今回は白鳥さんの出番が少な目でした。
いつ出張って来るかと思っていましたが割と静かでした。
小児科の問題の方で忙しかったのかもしれません。

さてと、次は何を読みますか?

まだ、この迷宮(?)からは当分脱出できそうにありません。