舘祐司の気ままなブログ

昨年の6月に、新幹線が途中で停車してしまったニュースがあったことから、このブログを書きました。
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つい最近のことですが、その1年前に書いたブログにアクセスが急激に増えていたのでどうしたのかと思ったら、やはり5月24日午後8時25分ごろ東海道新幹線の米原駅付近において信号トラブルによって列車がストップするというトラブルが発生していたようです。

あまり大きく報道されていなかったので、よくわかりませんでしたが、おそらく新幹線の中で閉じ込められた格好になった乗客の一部の方がスマートホンで「新幹線」「緊急停車」「車中泊」などのようなワードで検索し、前述のブログがヒットしたのだろうと思います。

僕の車中泊の経験は2000年9月に起こった「東海豪雨」の影響でした。
東京を夕方6時過ぎに出発して名古屋駅に到着したのは、翌日の午後2時過ぎだったと記憶しています。
なかなか出会うことの無い経験でした。もちろん二度と会いたくないですけどね。


はじめのうちは、少しくらい遅れても仕方ないや、と楽観的でいられるのですが、時間が経つに連れ考えが変わってきます。実際にこの状況下に置かれると、いろんな不安が次々にこみあげてきます。

経験した者から言うと、備えがあると多少不安を払しょくできます。
少しだけ先を想像できると良いです。
まず大切なものは水です。それに食糧の確保、あとほしいものは情報です。今はスマホでいくらでも情報をとることができますが、2000年の頃はそういうものがないため、今どんな状況になっているのか全く分からないため、不安が助長されてしまいます。その点、JRさんにはもっと詳しい情報をこまめに出してほしかったです。そして水と食料の手当てをしていただくともっと良かったです。

トイレが途中から使用できなくなったのは、予想外でした。すべてのトイレではなかったことが幸いでしたが、そうなる可能性も0ではありません。

そして夜を明かすということは睡眠をとることになります。
その時の乗車率で環境がずいぶんと変わります。僕の場合は比較的すいていたため、3人掛けのシートで横になって寝ることができました。これは不幸中の幸いでした。

基本的に新幹線がストップするという前提ではないので、備えと言っても実際には難しいと思いますが、万が一の場合そういう事もあるということですね。



先日、松山から名古屋に帰る時、「IBEX」の飛行機に乗りました。

普段あまり飛行機に乗る機会が少ないため、この航空会社はほとんどなじみがありません。

乗った席が一番後列の通路側、20Bという席でした。
この席はすぐ横にキャビンアテンダントの方が腰かけられ、すごく近い距離になります。お隣の席の方よりも近いくらいです。

実は、予約していた便の一つ前の便に振り替えたのですが、残り1席でしたので、この席を最後まであけてあるようです。

離陸して少し落ち着いた後、CAの方に話しかけました。「この席が最後の席なんですね」「そうなんです。すごく近いので落ち着かないかもしれません。またリクライニングができないため少し窮屈になるかもしれません」と言われました。
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まず気になっていた「IBEX」という会社のことを尋ねました。
「JDL」という会社が親会社のようです。「JDL」は会計ソフトの企業でその会社が航空会社を運営すとはなかなか珍しいように思います。2002年から就航しているそうですが、全く知りませんでした。
「IBEX」は主に地方都市を結んで飛んでいる会社のようです。
それから、LCCなど航空運賃の話とか、仕事の話などいろいろ話をしました。
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セントレアに近づいて、トイレの使用ができなくなったタイミングである乗客から「子供がトイレに行きたいと言っているのですが」とCAさんに声掛けがありました。操縦室に確認を取り「OKが出ましたのでどうぞ」と子供をトイレに案内し、一緒に入りお世話をしていました。その子は5歳くらいだったでしょうか。
「CAの仕事って大変ですね」というと「ええまあそうですが」「でもそれだけにやりがいがありますよね」と言うと力強く「そうなんです」ときっぱり答えてくれました。
ああ、この人は自分の仕事にとても誇りを持っているんだなと感じました。

あっという間にセントレアに到着しました。
席を立つと「ありがとうございました」と声をかけてくれました。
「こちらこそ、ありがとう。仕事の邪魔をして申し訳なかったです。また機会があればIBEXに乗りますよ」と言って降りました。
とても気さくでチャーミングな女性でした。

最後の窮屈な席がもたらした、小さなハッピーでした。
「残り物には福がある」なんて言いますよね。

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ギルバート・オサリバンはアイルランド出身のシンガーソングライターです。
1970年にデビューし、最初のアルバム「ヒムセルフ」で一躍スターダムにのし上がります。
1972年にシングル「アローン・アゲイン」が世界中で大ヒットします。

洋楽に少しでも興味があるなら、この曲を知らない方はいないのではないかというほど、有名で大ヒットしました。

朴訥な感じで歌うギルバート、どこか少しのんびりとした田舎のような雰囲気が漂います。
1946年生まれと言いますから、今年で71歳今でも現役で活動しているそうです。
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特に日本での人気が根強く、影響を受けたミュージシャンは数知れないといいます。
彼自身も日本びいきのところがあり、テレビドラマやCM、映画などに楽曲が使用されることが多いです。

それでは「アローン・アゲイン」をどうぞ。

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