さて60回目のこのシリーズ、今回は久しぶりにギンギンのハードロックです。ハードロック界の王者と言っても過言ではないディープ・パープルの代表的な1曲「ハイウェイ・スター」です。
ディープ・パープルはロック王国イギリス出身のロックバンドです。(説明するまでもないと思いますが一応)。レッド・ツェッペリン、ブラック・サバスと並び三大ハードロックグループの一角を担っていました。のちのヘヴィメタルにつながっていく礎となったバンドでもあり、多くのミュージシャンに多大な影響を与えました。
さて「ハイウェイ・スター」ですが、なんと言ってもリッチー・ブラックモアのリードギターとジョン・ロードのキーボードが高速道路をぶっちぎるかのごとく冴えわたっています。
ドラムにイアン・ペイス、ベースはロジャー・グローバー、そしてメインヴォーカルがイアン・ギランという最強メンバーでした。(1972年頃)
他にも「ブラック・ナイト」「ファイアー・ボール」「スモーク・オン・ザ・ウォーター」など数々のヒット曲がありますが、この「ハイウェイ・スター」はおそらくダントツで人気があると思います。
この曲を聴いて、ロックバンドに目覚めた人が相当いるんじゃないかと思います。
序盤イアン・ギランの叫び声が入り、いざヴォーカルが始まるともうジェットコースターのような勢いで飛ばしていきます。
そして、この曲の聴き所は、前半のサビのギターとキーボードの速弾き競演、後半のサビはリッチーの速弾きギターソロです。当時のギター少年は挙って挑戦しました。
聞き惚れるとはこのことですね。いやあいつ聴いてもしびれます。
1972年8月に日本公演がありました。その時のライブを「ライブ・イン・ジャパン」というアルバムで発売しました。
当初日本限定発売だったのですが、あまりにも出来が良いということで海外でも発売されました。そのアルバムに収録されていた「スモーク・オン・ザ・ウォーター」がシングルカットされ、アメリカでもようやくブレイクしたといいますから、火が付いたのは日本の方が早かったんですね。
あれから40数年経ちますが、今聴いても素晴らしい楽曲と演奏です。サウンドは古いかもしれませんが、何らさび付いてはいないと思います。「ハイウェイ・スター」は完璧な曲と言っても過言ではないと思います。
それでは、ディープ・パープル「ハイウェイ・スター」でぶっ飛ばしましょう。